三菱電機は5月29日、同社の産業用TFT液晶モジュール「DIAFINE」の新製品として、アニメーション効果を含む高品位なグラフィックス表示を簡単に実現することが可能なグラフィックスボードとタッチパネルをセットにした「インテリジェントGUI搭載TFT液晶モジュール」を2014年6月10日より発売すると発表した。
同モジュールは、独自のアルゴリズム「Sesamicro」を搭載し、最高毎秒60フレームの高速描画を実現したグラフィックスボードと、画面タッチ情報を用い、フリックなどの直感的な操作などを簡単に実現できるタッチパネルを組み合わせた産業向けソリューションで、独自の画面作成ツール「インテリジェントGUIデザイナー」の利用により、産業用機器から表示画面への入力情報の紐付けを容易に実現することが可能。また、カスタマはグラフィックス描画処理や画面タッチ情報に基づく画面遷移処理などの高負荷なソフトウェアを開発する必要がなくなるため、開発費の削減が可能になるという。
同モジュールは、同社のさまざまな液晶モジュールと組み合わせることが可能で、具体的な対応画面サイズとしては6.5型~15.0型、対応解像度はVGA/WVGA//SVGA//XGA//WXGA//WXGAとなっている。サンプル価格は液晶モジュールの方はサイズや解像度により異なるが、グラフィックスボードの方は付属品込みで7万円(税別)としている。