Google Web Search

Googleは5月28日(米国時間)、「Official Google Blog」においてデータセンターにおける電気使用量をさらに削減することにつながる技術として「機械学習を活用する方法」を発表した。技術の詳細は「Machine Learning Applications for Data Center Optimization, by Jim Gao, Google [PDF]」として提供されており、誰でも試せるようになっている。

Googleはデータセンターをまるごと開発することで電気使用効率の高さを実現しているが、今回はさらにその水準を引き上げる技術を発表したことになる。データセンターで高い効率を実現するためには外気温や現在のサーバの稼働状況などを加味してさまざまな装置を動作せる必要があるが、こうした値を人間がすべて把握するには限界があると指摘。入力データから最適な方法を算出する方法として機械学習を応用したと説明がある。

この新しいテクニックを使った方法では事前に推測したPUEの値が実際のPUEの値の99.6%ほどまで一致したと説明があり、高い効果を実現していることが案内されている。技術そのものは論文として公開されており誰でも試すことができる。