PHP: Hypertext Preprocessor

PHPデベロップメントチームは5月27日(米国時間)、「PHP Next Generation」においてパフォーマンスを向上させた次世代のPHP実装を実現するための取り組みを開始したと伝えた。新しいコードベースはphpngというブランチとして作成されており、コア部分のAPIの変更やJIT実装の追加などが実施される見通し。

PHPデベロップメントチームは2013年いっぱいまで、PHPに対してJIT技術を適用することが可能であるかどうか、可能であればどういった取り組みをすればよいのか調査してきた。その結果、現在のPHPにおいてJIT技術を導入するためには、コア部分のAPIを変更する必要があると判断。今回新しくブランチが切られたphpngはその最初のステップを実施するためのコードベースとされている。

最終的にはコアAPIの変更を行ったのち、JIT技術の実装とPHPへの適用が行われる見通し。現在はまだアイディア出しといった段階になっており、どのタイミングで実際に動作するコードがリリースされることになるのかは今後の取り組み次第といえる。

PHPはWebページやWebアプリケーションの開発言語として人気があり、さまざまなシーンで活用されている。PHPデベロップメントチームにおける今後の取り組みが注目される。