日本法規は5月27日、自社の運営するWebサイトの運用情報やユーザーへのアンケートをもとに実施した「職場での世代間ギャップに関する意識調査」の結果を発表した。

同調査は、世代が異なる際の職場でのコミュニケーションの実態把握するために行われ、有効回答数は1,228人(男性:488人、女性:740人)。

「職場の雰囲気を悪くするのは次のうちどんなタイプだと思うか」について聞いたところ、最も多かったのが「自分勝手な行動を取る人」で39%だった。これに、「コミュニケーション能力が低い人」(17%)、「仕事でミスが多い」(15%)、「要領の悪い、世渡りの下手な人」(12%)と続く。

「仕事ができると認められている人」や「社外ネットワークを持つ人」という回答も合計で1割弱あり、仕事ができると言われる人が雰囲気を悪くしていると考える人もいることが明らかになった。

職場の雰囲気を悪くするのは次のうちどんなタイプか? 資料:日本法規

また、同調査では、20代、30代、40代の人に「職場で苦痛と感じるものは何か」について聞いている。

20代の回答のトップは「上司に叱咤されること」で、以下、「有給を取りにくいこと」(16%)、「「最近の若い人は…」と言われること」(14%)、「職場での飲み会への参加」(14%)と続く。

20代が職場で苦痛と感じることは、「上司に叱咤される」「上司に質問する」という上司関連が約3割に対し、「飲み会」「ランチ」「雑談」など仕事以外のコミュニケーションを持つことが35%という結果になった。

20代が「職場で苦痛なこと」 資料:日本法規

30代については、1位は20代と同様に「上司に叱咤されること」(15%)という回答が最も多かったが、以下、「職場に不満はない」(15%)、「職場での飲み会への参加」(15%)、「有給を取りにくいこと」(15%)と続く。

30代が「職場で苦痛なこと」 資料:日本法規

40代の回答は、1位が「職場に不満はない」(17%)で、「職場での飲み会への参加」(14%)、「上司に叱咤されること」(13%)、「有給を取りにくいこと」(13%)と続く。

40代が「職場で苦痛なこと」 資料:日本法規