こんにちは、SMMLab ゲストライターの柴です。

使い方を知っていれば、誰に・いつ・どんな投稿をすべきかがわかるFacebookページインサイト。

今回は初心者が今からでも使えるよう、「Facebookページインサイトとは?」から、運営に重要な3つのポイントまでをまとめました。

Facebookページインサイトとは?何ができるの?

Facebookページインサイトとは、自分が管理するFacebookページの解析ができる機能のことです。ファンが30人以上集まっているFacebookページを持っている人なら誰でも、無料で使えます。

Facebookページインサイトを使えば、いいね!数やリーチの推移から、ユーザー属性、投稿毎の反応まで、Facebookページの様々なことを知ることができます。
とても便利な機能である反面、一見わかりにくいことが難点です。わかりにくい原因は、取得できるデータの項目が多く、普段聞き慣れない言葉が混じっているから。
そこで、Facebookページ運営には重要な「これだけはおさえておきたい!」という3つのポイントを、簡単にチェックする方法をお伝えします。

これだけはおさえておきたい!ページ運営に重要な3つのポイント

ご紹介するポイントは、(1)どんなファンがいるか、(2)いつ投稿すればいいか、(3)どんな投稿に反響があったか、の3つです。一つひとつ詳しく解説していきます。

(1)どんなファンがいるか

自分のFacebookページのファンになってくれている人は、どういう人たちなのかを知ることで、集客方法と投稿内容を見直してみましょう。

Facebookページの上部にある「インサイトをチェック」をクリックし、Facebookページインサイトを開きます。

上部のナビゲーションの「人」をクリックします。

「ファン」のタブが開き、Facebookページのファンについてのデータが表示されます。

ここではFacebookページのファンの年齢性別、場所と使用言語を知ることができます。
運営者である自分に問いかけるべきことは
「Facebookページのターゲットに想定した層が、ファンになっているか」
「普段の投稿は、ファンにあった内容になっているか」
の2点です。

前者について、もしあなたが地方にある旅館のFacebookページを運営していたとしましょう。 ファンが地元の人たちばかりなのであれば、都会からのお客さまを獲得するために、東京や大阪にいるファンも積極的に獲得していかなければいけないことに気づくかもしれません。

後者については、こんな話があります。あるFacebookページが女性にむけてお菓子や料理のレシピを投稿していました。

しかし投稿への反応が芳しくなかったため、ファンの年齢性別を確認したところ、ほとんどが年齢層の高い男性ばかりだったのです。もちろん、その後投稿内容を男性むけに変更しました。
このようにファンについて知ることで、集客方法と投稿内容についての改善案を発見することができるのです。

(2)いつ投稿すればいいか

いつ記事を投稿すれば、多くの人に記事を見てもらえるのかを調べましょう。

Facebookページインサイト、上部のナビゲーションの「投稿」をクリックします。

ページ上部に「ファンがオンラインの時間帯」が表示され、直近一週間のデータが表示されます。

「日数」は曜日別に、「回数」は時間別に、Facebookを開いているファンがどれくらいいるのかを示しています。
任意の曜日にカーソルをあてれば、その曜日の時間別のデータを確認することもできます。

ただし、山が一番高くなっている時間帯に投稿することはおすすめしません。

国内におけるFacebookページ投稿の平均賞味期限は3時間(※)といわれています。山が一番高くなる時間にピークがくるよう、少し前に投稿するように調整し、より多くの人に見てもらえる時間帯に投稿するようにしましょう。

※引用元:MarkeZine『Facebookページへ投稿した記事の賞味期限はどれぐらい?投稿後の推移をリアルタイムで計測しました!』

(3)どんな投稿に反響があったか

投稿に対するユーザーの反応を把握し、今後の投稿内容に反映していきましょう。まずは過去の投稿の結果を確認していきます。

(2)同様、Facebookページインサイト、上部のナビゲーションの「投稿」をクリックします。 ページ下部に「公開済みの投稿」が表示され、直近一ヶ月の投稿の結果が表示されます。

「投稿クリック数、いいね!、コメント、シェア」の右にある「▼」を押し、プルダウンに表示された項目のなかから「アクション率」を選択します。

各投稿の「アクション率」が一覧で表示されるようになりました。 「アクション率」とは、投稿を見た後に「いいね!」や、コメント、シェアをした人の割合です。

「アクション率」が高かった投稿を再度見直し、内容やクリエイティブなどファンに受け入れられた要素は何かを考えます。

また、「アクション率」が低かった投稿に何か共通点はないか、ということを考えてみるのもよいでしょう。
このように過去の投稿の結果を振り返れば、自ずとどんな投稿をしていけばいいのかに気づくはずです。良い点は今後の投稿にも積極的に取り入れ、良くない点は繰り返さないように気を付けていくべきです。

Facebookページインサイトの日、を決めよう

ポイントを絞って見ると、簡単に運営のヒントを手に入れることができるFacebookページインサイト。しかし、一回見てそれっきりではもったいないのです。
得られたヒントをもとに集客や投稿を変えたら、今度はその結果を確認するためにFacebookページインサイトを使いましょう。
定期的に確認するよう週に一度、最低でも月に一度、Facebookページインサイトをチェックする日を決め、スケジュール表に記入しておくことをおすすめします。
何度か見ているうち、結果が気になってFacebookページインサイトを「ついつい見てしまう」ようになったらしめたもの。そうなる頃にはFacebookページインサイトが、よりよいFacebookページ運営をするための心強い味方になっているはずです。

ライター紹介

柴 佳織(Kaori Shiba)

企業のFacebookページのコンサルティングから、解析・運用支援などを行う。また、Facebookマーケティングのライターや講師も務めている。

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