丸紅情報システムズ(MSYS)は、モバイルマーケティング向けデバイス「NAVIシリーズ」の新製品として、Bluetooth Low Energy(BLE)を採用したBeaconワイヤレスデバイス「RapiNAVI Air」の販売を開始する。
「RapiNAVI Air」は、スマートフォンやタブレットPCなどにBLE通信を行う小型のBeaconワイヤレスデバイス。同製品が発信するBLE電波を受信したスマートフォンのアプリは、受け取った情報から自分の位置や、同製品を設置したロケーションに関連する情報を表示したり、あるいは同製品と通信してさまざまな付加価値サービスを提供可能。
今後の拡大が見込まれる「Beacon/iBeacon」に着目し、同社は「RapiNAVI Air」を開発、量産体制を構築。通信チップにはエムシスが国内代理店をつとめるNordic Semiconductor ASA社製チップを採用し、国内代理店としての知見を生かしてAppleのMFi認定を2014年4月に取得済み。また、モバイルマーケティングデバイスに備えるべき仕様・機能を開発時点で検討を重ね、累計出荷台数100万台を超える「NAVIシリーズ」での経験から、電池駆動による簡単設置、ACアダプタによる常設運用のどちらにも対応可能としている。 さらに、「Beacon/iBeacon」はチェーン店舗などでの大規模展開が見込まれるため、デバイスの統合的な運用・管理が重要であり、本製品はデバイスのステータス管理を行うため、管理システムとの連携が可能な設計にした。