インターネットイニシアティブ(IIJ)は、M2Mシステム構築に必要なインフラや開発環境をクラウド上のプラットフォームとして提供する「IIJ GIO M2Mプラットフォームサービス」を6月2日より開始すると発表した。

IIJ GIO M2Mプラットフォームサービスは、各種デバイスのセンサー情報を収集、蓄積、可視化、分析するためのアプリケーション開発環境をIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」上で提供するもの。

センサーデータの収集、分析、可視化などデバイス管理のためのアプリケーション開発基盤としては、「ThingWorxプラットフォーム」を採用。この開発基盤では、プログラミングが不要で、「ドラッグ&ドロップ」の簡単操作でM2Mアプリケーションを開発できる。

サービス利用イメージ

また、APIの提供により、収集したセンサーデータと既存の業務システムとのデータ連携も可能だという。これにより、例えば、故障対応や駆けつけサービスといったオペレーションを自動化させるなど、業務効率の向上を実現する。

IIJでは、本サービスを提供開始することで、他のM2M関連サービスと併せて、デバイスからネットワーク、クラウド基盤、アプリケーションまで、M2Mビジネスに必要なシステム要素を「IIJワイヤレスM2Mソリューション」としてトータルに提供する。

価格はトライアルプランが初期費用9万8,000円で月額費用が0円(3カ月間 10ゲートウェイまで)。基本プランが初期費用19万8,000円で月額費用が29万8,000円~。