リクルートマーケティングパートナーズは5月23日、同社が運営する「リクルート進学総研」が高校生のWeb利用に関する調査を実施し、その結果を発表した。
調査は4月4日~8日の期間で、大学・短期大学・専門学校いずれかの進学を検討している高校2年生、3年生および高校既卒者の男女1438名を対象に行なわれた。
これによると、82.2%の高校生がスマートフォンを所有し、調査を開始した2011年の14.9%と比較して5.5倍になったことがわかった。
機種別ではiPhoneの伸び率が高く43.9%で、Androidなどのスマートフォンの合計が45.6%。スマートフォン以外ではタブレット型パソコンの所有率が22.9%と高まり、2011年の5.9%の3倍となった。
スマートフォンの利用目的は「アプリの利用」が92.6%と最も多く、その中でもTwitter、LINE、Facebook、Ameba、mixiなどのSNSアプリがトップ。YouTube、ニコニコ動画などの動画アプリ、パズル&ドラゴンズ、LINEディズニーツムツムなどのゲームアプリと続いた。
男女別では、男性では「ゲーム」「ニュース・まとめサイト」の利用率が高かった一方、女性は「写真(加工)系」の利用率が高かった。スマートフォンを活用した勉強である「スマ勉」をする高校生が60%弱となり、ゲーム・占いの48.3%を上回った。
スマートフォンでネットを1日4時間以上利用している割合は14.3%と、2011年の調査から年々増加。一方、パソコンのインターネット及びテレビの「1日4時間以上利用」の割合は減少した。
メディアの1日あたりの利用平均時間は、スマートフォンにおけるネット閲覧が122分と最高で、パソコンのインターネットが121分、テレビが106分と続いた。