セイコーインスツルの100%子会社で業務用大型プリンターの製造販売を行なっているセイコーアイ・インフォテックは5月20日、米国3Dシステムズ社製のフルカラー3Dプリンター「ProJet 4500」を新たな取扱いラインナップに追加し、国内正規一次代理店として販売および保守サービスを開始すると発表した。

ProJet 4500は、世界で初めてプラスチック材料でのフルカラー造形を可能にした3Dプリンターだ。耐久性のあるプラスチック素材を使い、繊細なディテールや豊かな色表現の3Dモデルを素早くプリントすることができる。

セイコーアイ・インフォテックは、2013年4月から3Dシステムズ社の一次代理店として、樹脂タイプの高精細3Dプリンター「ProJet 3500シリーズ」、粉末タイプのフルカラー3Dプリンター「ProJet x60シリーズ」の販売および保守サービスを展開してきていた。

今回の新たなラインナップ拡大により、セイコーアイ・インフォテックは、製造業、建設業における開発・試作段階でのコスト削減やデザインサイクルの短縮など、ユーザーの「ものづくり」現場での業務効率化を支援するソリューションをより積極的に提案していくとともに、更なる市場ニーズの開拓を進めていくとした。