Internet Security - Trend Micro

Trend Microは5月20日、「2014年第1四半期 日本と海外における脅威動向:新たな獲物を見つけたサイバー犯罪者」において、「新たな獲物を見つけたサイバー犯罪者」と題するPDFを公開したことを発表。その中で2014年第1四半期における国内外の脅威の動向を伝えた。金銭目的のオンライン詐欺が継続しており、より高い成果を得るために攻撃の変化や新しい領域での攻撃などの傾向が明らかになったと伝えている。

現実社会における犯罪と比較した場合、サイバー犯罪の方が捕まりにくく、かつ、短い間に高い報酬が得られるという特徴があるため、サイバー犯罪者達は2014年に入ってからも継続的に攻撃を続けているとしている。2014年第1四半期では新しい攻撃対象としてPOSシステムと仮想通貨が加わったという指摘もなされている。

また、モバイルの領域で脅威の拡大が続いており、偽アプリや不正アプリを配布する偽マーケットの台頭、不正アプリ作成ツールの普及などが確認されているという。こうしたモバイル向けの脅威は今後さらに拡大するだろうと指摘されており、今後さらに注意が必要といえる。