ソフトバンクテクノロジーは5月23日、クリックテック・ジャパンのBIプラットフォーム「QlikView」と、統計解析ソフトウェアRを連携させたサービス「QV-R統計」を提供開始すると発表した。
同サービスは、Rで行った統計解析の結果をQlikViewによって視覚的にわかりやすいレポートにすることで、統計解析を意思決定に生かすことを可能にする。
QlikViewが提供する高度な可視化機能、ドリルダウン機能に統計解析・データマイニング機能が加わることで、従来は難しかった高度なデータ解析手法の利用を手軽に利用することができるようになる。
レポートは、線の太さや点の色の使い分けで結果をグラフィカルに表現し、だれでも簡単に統計解析による洞察を得ることができる。
利用者のQlikView環境からソフトバンクテクノロジーの計算環境にアクセスすることで、設備投資の負担を軽減してサービスを利用できるのも、同サービスの特徴だ。
例えば、QlikViewに取り込んだデータをもとに「解約しそうな顧客の予測」をRで行い、結果をQlikViewでの可視化レポートにフィードバックすることで、離反確率の高い顧客の抽出から情報共有までを一貫して行うといった使い方ができる。
ソフトバンクテクノロジーのデータサイエンティストが各種統計手法の選別からカスタマイズまでを包括的に支援するサービスも用意されている。