サーコム・ジャパンは5月23日、日本国内のIoT/M2M市場向けに「IoTゲートウェイ」の提供を開始すると発表した。
同社は現在、IoTの実現に向けて「(エネルギーマネジメントや家電コントロールなどの)マネジメント」、「(機器同士が接続された際の)セキュリティ」、「(さまざまな無線規格を気にしない)コネクティビティ」の3つの要素が重要だとしている。今回のIoTゲートウェイはそうした3つの要素の実現に向け、同社がこれまで提供してきたスマートホーム向けゲートウェイを進化させ、機器間でのデータ通信以外に、位置情報、コンテンツ、非IPプロダクト間相互接続を可能にしたもの。
同社はODM専業メーカーであるため、カスタマのニーズに応じて、このIoTゲートウェイをカスタマイズして提供することで、カスタマは設計・開発コストを抑えながら、最適なタイミングでの機器/ソリューションの市場投入を実現することが可能になると説明している。
なお、同社は同製品の発表に合わせて「IoT/M2M国内市場普及へのODM活用術」というレポートも作成しており、5月28日より開催されるワイヤレス・ジャパン 2014にて同様のタイトルで講演を行うほか、同社Webサイト上より同レポートをダウンロードすることが可能になる予定としている。