JR東日本ウォータービジネスは5月22日、自販機オペレーター約700名を「チーム アキュア」として改めて組織化し、これまで以上にビッグデータを活用して自販機サービスを推進していくことを発表した。
同社は現在、エキナカ飲料自販機「アキュア」を中心とした事業強化をはかっており、2013年度は、会社設立の2006年度と比べ、売上を161.4%アップさせている。
同社は年間2億件にもおよぶ販売情報のビッグデータを活用して需要予測や商品配置などを行っており、2013年夏からは、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院の渡辺安虎助教授らの研究チームと共同で、次世代機の購買誘引効果の統計学的検証なども実施している。
同社はこのほど自販機オペレーター約700名を組織化し、ビッグデータを現場レベルで活用することで自販機マネジメントのレベル向上を目指す。
「チーム アキュア」結成による新たな取り組みとして、現場レベルの仮説や気づきをデータ分析により検証し、これまでにない知見を発掘する業務改善活動「仮説検証甲子園」が本格的に展開される。また、オペレーターひとりひとりが担当自販機それぞれの状況に即したおすすめ商品を提案する「『チームアキュア』おすすめPOP」など、さまざまな施策が予定されており、3年後の110%の事業成長が目標として掲げられている。