ベンキュージャパンは、同社としてして国内初となるミラー反射型プロジェクタ「MW853UST」を5月15日から販売開始。東京ビッグサイトで開催中の教育ITソリューションEXPOで紹介した。価格はオープンで、店頭想定価格は18万9,000円程度。
同製品は34cmの距離で87インチの大画面が投写可能なウルトラ短焦点モデルで、壁掛け金具キットを標準添付しており、別途金具を買うことなく壁掛け対応が可能。
オプションの電子黒板システム「PW01U」(市場想定価格49,680円)を購入すれば、電子ペンにより、4人同時に書き込み可能なインタラクティブ機能に対応する。書き込んだデータは範囲を選択してのコピーや移動も可能。現在、指による操作も可能なソフトの検証を進めており、今後対応する予定だという。
10W×2スピーカーも装備し、LAN上に接続された複数のPC(最大8台)をLANケーブルでプロジェクタに接続して使える「LANディスプレイ機能」を搭載。オートキャリブレーション対応で、設定をしなくとも使用できる。
また、同製品は2つのプロジェクタを使って、1つの画面を表示するデュアルスクリーン表示も可能になっている。
スマートエコ機能を搭載し、一律に輝度を落とす従来のエコモードと異なり、コンテンツの輝度レベルを自動検出し、画像を暗くすることなくランプの消費電力を30~100%の範囲でダイナミックに調整し、最大約7,000時間のランプ寿命を実現した。
ベンキュージャパン 代表取締役社長 沢尾貴志氏によると、この製品はキャリブレーションのレベルの高さやタッチペンの追従性の良さが評価されているという。また、グローバルで展開しているため、コストパフォーマンスが高いことも特徴となっている。
同社では、ビジネス向けのほか、1教室1台の設置が進む文教向けにも販売を行っていく予定だ。