アドビ システムズは、同社の製品担当者ブログ「いわもとぶろぐ」にて、同社のオリジナルフォントの誕生から25周年を迎えたことを祝し、新フォント「Source Serif」をリリースしたことを発表した。
「Source Serif」は、定評のある「Source Sans」ファミリーのセリフ体として、フランク グリースハマーがデザインしたオープンソースフォント。和文フォントでは「小塚ファミリー」、「りょうファミリー」、「かづらき」などといった独自のフォントを生み出してきた同社は今年でオリジナルフォント誕生25周年を迎えるが、それを記念してリリースされた同フォントは100番目の同社オリジナルフォントとなる。
また、同フォントのデザインにあたっては、同社の主任タイプデザイナー・ロバート スリムバックがグリースハマーに協力し、Source Sans との互換性を確保。シンプルで読みやすいためデジタル環境に最適で、紙やスクリーンなど幅広いテキスト環境でその特徴がひときわ引き立つということだ。なお、同フォントの利用は「Adobe Typekit」から行えるほか、オリジナルのフォントファイルを入手したい場合には、「SourceForge」から直接アクセスすることもできる。