コロプラとインターメスティックは5月20日、コロプラが保有する位置情報と、インターメスティックの運営する「Zoff」の店舗ごとの購買データを用いて、エリアマーケティング施策への活用を目的とした商圏特性分析の実証実験を行うことを発表した。
実証実験では商圏特性を店舗ごとに把握し、その特性に応じた最適なエリアマーケティング施策を実現できるか否かを検証する。具体的には、コロプラの位置情報を集計処理した人口動態調査の結果と、Zoffの購買データとを組み合わせることにより、以下の成果を目指すとしている。
●実証実験の目標
- 時間帯別・曜日別といった時系列での店舗来訪者数・商品構成等と店舗売上の相関関係を分析。店舗集客、商品構成、その他外部要因等が、どのように売上に影響を与えているかを把握する。
- 店舗ごとの売上予測モデルを作成し、今後の新規店舗候補地での売上を予測。新規店舗展開に活用する。
- 店舗ごとの物理的な商圏エリアを推定し、チラシ配布等のプロモーション施策に活用する。
実証実験の流れは下記の通りとなっている。
●実証実験の流れ
- コロプラがインターメスティックから、日別、店舗別に集計処理された購買データを受け取る。
- コロプラが、インターメスティックへ提供する分析レポートに必要な位置情報を抽出する。
- 抽出した位置情報および、受領した購買データの照合・分析をコロプラ社内で実施する。
- 分析結果をレポートとしてインターメスティックへ提供する。
なお、コロプラが使用する位置情報は、集計・秘匿化し個人は特定できないものとなっている。