LINEと静岡大学は5月21日、小中学生を対象とした情報モラルに関する教材開発の共同研究を4月から実施していると発表した。教材は、テスト授業の実施によって成果や内容を検証。全国の小中学校で利用できるよう、パッケージ化を予定している。
両者は、今回の共同研究の目的を「小中学生が自らインターネットとの付き合い方やコミュニケーション方法について考えるよう、啓発的に教育すること」と掲げている。
共同研究の静岡大学の代表者には、教育学部で教育工学や授業デザインを専門とする塩田 真吾氏が就任。開発する教材は「ワークショップ形式の授業」だという。
具体的には、「あなたがクラスメイトから連絡があると『遅いな』と思うのは何時から?」など、他人との考え方や感覚の違いを実感させるような複数のテーマについてグループディスカッション行う。この取り組みは、2015年3月31日まで継続する。