NHKは5月20日、次世代の放送システムである8Kスーパーハイビジョン向けハイブリッドキャストサービスの実現を目指し、次世代の多重化方式「MPEG-H MMT」に対応した送受信装置を開発したと発表した。
MMTは、従来のデジタルハイビジョン放送で使用されている多重化方式MPEG-2TSのような、放送という単一の伝送路を前提としたものではなく、放送と通信のような複数の伝送路で情報を提供できる方式。
今回同社が開発した送受信装置では、放送や通信といった伝送路の区別なく、送られてきた複数の映像や音声を同じテレビ画面内で同期して表示することができるほか、セカンドスクリーンとも同期して表示できるといった特徴などもあるという。
なお、同装置は5月29日より開催される「技研公開2014」に出展される予定だという。