Freescale Semiconductorは5月20日、次世代の車載用ビジョンアプリケーションの開発の高速化および簡略化に向け、NeusoftおよびGreen Hills Softwareと包括的な高度運転支援システム(ADAS)の開発エコシステムの形成に向け協業を行っていることを発表した。
3社共同で開発されるこのソリューションは、Freescaleが提供するCogniVueのAPEX画像認識処理(ICP:Image Cognition Processing)の知的財産(IP)に加え、NeusoftのADASビジョン・アプリケーションに収められた先進のシリコンアウェア・ソフトウェア、および機能安全を専門とするGreen Hills Softwareの、安全認証を受けたOS「INTEGRITY」と「MULTIツール・チェーン」を統合したもので、歩行者検知、道路標識認識、衝突防止など、先進的なADAS機能の開発を容易化することが可能になるという。
なお、シミュレータベースの評価プラットフォームはすでに提供を開始しているほか、プロセッサを含む包括的なプラットフォームについては2015年後半より提供が開始される予定だという。