「自動車用内燃機関技術研究組合(英語名:Research Association of Automobile Internal Combustion Engines)」は5月19日、国内自動車メーカー8社および1団体によって4月1日に設立されたことを発表した。

同組合は、自動車の燃費向上・排出ガスの低減に向け、内燃機関の燃焼技術・排出ガス浄化技術における自動車メーカーの課題について、各自動車メーカーが協調して研究ニーズを発信し、学の英知による基礎・応用研究を共同で実施し、その成果を活用して各企業で開発を加速することを目的としている。

燃焼技術や後処理技術などの課題について科学的な現象の解明・モデル化・評価手法策定などを行い、その成果を各企業で製品開発に反映することで、より高性能な省燃焼および低排出ガスの内燃機関を市場に投入していくことを実用化の方向性としている。

「自動車用内燃機関技術研究組合」の仕組み

同組合に参画したのは、スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、富士重工業、本田技術研究所、マツダ、三菱自動車工業、日本自動車研究所で、理事長は本田技術研究所常務執行役員の大津啓司氏が務める。