エリジオンは5月13日、企業の3次元データ変換と最適化におけるトータルソリューション「ASFALIS」の新バージョン「ASFALIS EX6.0」の販売を開始した。
ASFALISは、プロダクトライフサイクルに係るすべての部門をつなぐマルチCAxのトータルソリューション。異なるCAD・CAM・CAEツール間でのデータ変換はもちろん、後工程の用途に合わせた形状の最適化やデータに含まれる属性・アセンブリ情報の編集などを自動で行うことができる。
新バージョンの「ASFALIS EX6.0」では、ユーザー自身によるデータ処理の内容やフロー設定における自由度を大幅に拡張したという。これにより、企業や部署、製品ごとに異なる複雑な要件にユーザーが柔軟に対応できるとした。
また、ASFALISの基本機能の一つである、設計変更前後の3次元データを比較し自動で差異を検出・表示する機能を強化。ユーザーが比較後のデータに注記や寸法を追加したり、差異のあった箇所一つひとつに確認した内容をコメントとして入力できるようにするなど、データを介したコミュニケーションの円滑化を可能に。さらに、基本機能であるデータ変換の処理速度を最大で約2倍にまで高速化するなど、パフォーマンスを大幅に向上させたという。