小田急グループの大山観光電鉄は5月15日、2015年に開業50周年を迎える「大山ケーブルカー」の大規模設備更新に着手すると発表した。
今回、総額16億円を投資し、開業以来初の新型車体を製造する。製造する車体は2両で、眺望をより楽しめるケーブルカーを目指す。デザイン設計は、小田急ロマンスカー・VSE(50000形)などをデザインした岡部憲明アーキテクチャーネットワークが担当する。
全線のレール(1,560m)、マクラギ(900丁)、分岐器(2ヵ所)の交換や、橋脚、橋桁の補強を実施し、安全性と快適性を高める。
工事は5月19日から着手し、2015年9月に完成予定で、2015年5月から9月までケーブルカーは運休する予定。