ミラクル・リナックスは、オープンソース統合監視ソフトウェアの最新版「Zabbix 2.2」互換の「MIRACLE ZBX 2.2」を、5月15日よりコミュニティ版として一般公開すると発表した。
「MIRACLE ZBX」は、「Zabbix」をベースとして、ミラクル・リナックスが独自に開発したエンタープライズ用途に特化した統合的なシステム監視ソフトウェアで、ミラクル・リナックスでは、このソフトウェアを組込み、最適なチューニングや設定を施したアプライアンス製品やテンプレート/オプション製品を含む統合監視ソリューションを「MIRACLE ZBX」シリーズとして開発・提供している。
今回公開するコミュニティ版の「MIRACLE ZBX 2.2」は、Zabbix 2.2をベースに主に国内企業ユーザからあがってきた不具合修正や機能拡張などの要望、日本企業特有の機能面、品質面、保守面での高度なシステム監視要求に対応したもの。各バイナリパッケージは、yumコマンドおよびWebブラウザより取得できる。
ミラクル・リナックスでは、コミュニティ版の開と同時に、MIRACLE ZBXサポートスタンダード、およびMIRACLE ZBX アップデートサポートにおいても、MIRACLE ZBX 2.2、Zabbix 2.2に対応したサポートサービスの提供を開始する。
また、現行の「MIRACLE ZBX Enterprise Pack」、アプライアンス製品、オプション製品のほか、関連研修コースについても、「MIRACLE ZBX 2.2」に対応した製品・サービスを順次リリースしていく予定。