データホテルは5月15日、教育研究機関のキャンパスWi-Fiの相互利用を可能にする「eduroam」に対応したクラウド型Wi-Fi導入サービス「CAMPUS4」の無償トライアルサービスを6月より開始すると発表した。

「CAMPUS4」は、キャンパスにアプリケーションポイントを購入して設置するだけで、キャンパス内で無線LANを利用することを可能にする。学内無線LANに加え、世界中で利用可能な学術無線LANローミングであるeduroamや学術情報ネットワークSINET4経由でのセキュアな接続を標準で利用できる。

「CAMPUS4」の導入イメージ

管理はブラウザ上で視覚的に操作できるため、専任技術者が不在の学校でも簡単に運用管理が行える。具体的には、誰がいつどこで接続したのかを確認できるほか、死活監視や不正AP検知、電波出力状況の表示などが行える。

今回、CAMPUS4が提供するすべての機能を無償で利用できるトライアルサービスの提供が開始される。トライアルサービスの利用により、事前に必要なアクセスポイント数や学生の利用傾向などを把握したり、タブレット端末などを使った教育手法のテストを実施したりといったことが可能になる。

「CAMPUS4」の管理画面

トライアルは1ヵ月単位で申し込み可能で、無償でレポートが提供される。一橋大学(国立キャンパス)では、今年2月より先行でトライアル利用を実施し、事前の十分な効果測定をへて、4月より正式に導入されている。

トライアルサービスの流れ