ANSYSは、エンジニアリングでスピーディかつ直感的な操作が可能な3Dモデリングソフトウェアを手掛ける米SpaceClaimを買収したことを発表した。

SpaceClaimは「ダイレクトモデリング」と呼ばれる手法を用いた3Dモデリングツールを提供しており、これまでもANSYSとパートナー関係にあり、ANSYS SpaceClaim Direct Modelerを自社ユーザーに提供していたという。

今回の買収により、高性能で直感的な3DダイレクトモデラーをANSYSのユーザーに提供することができるようになることから、これによりユーザーは新しい設計構想を生み出すことができるようになるほか、シミュレーションで設計を短時間のうちに繰り返し評価して、製品革新を起こすことができるようになるという。

なお買収金額は現金8500万ドルで、これにリテンションおよび運転資本の調整が加えられるとのことで、取引そのものは2014年4月30日に完了しているという。