浜松ホトニクス(浜ホト)は、光半導体素子を扱う固体事業部のMOEMS技術を中心とした車載用や携帯端末機器向け光半導体素子やモジュール製品の開発と量産体制を整えるため、本社工場新13棟を建設。5月14日に竣工し、9月から稼動を開始する。
同社は、約10年前から微細加工で半導体材料を3次元的に加工し、組み立てるMEMS(微小電気機械システム)技術に着目し、技術開発に取り組んできた。さらに MEMS 技術に光学的な部品を加えたMOEMS(O:オプト)技術を開発し、新しい機能を持つ半導体光検出器の開発に取り組んできた。
2007年には、本社工場の敷地内に12棟を建築して、MOEMS技術を用いた光半導体素子の開発・製造を本格的に開始していたが、市場の要求が伸びているため今回量産体制を整えた。
浜松ホトニクス本社工場新13棟外観 |