Cypress Semiconductorは5月14日(米国時間)、第4世代となる2.4GHz WirelessUSBラジオオンチップを発表した。
同製品は、2Mbpsのデータレートにより送受信に要する時間を短縮、かつワイヤレスマウス、キーボード、トラックパッド、リモコン、およびその他のヒューマンインタフェースデバイス(HID)などの多くの時間を占めるスリープモード時の消費電流を900nAとしたほか、送信モードでも12mA、受信モードで15mAを実現しており、これによりHID製品のバッテリ寿命を3年に延ばすことができるようになると説明する。
また、受信信号強度インジケーターは信号強度を5ビットで、ノイズ強度の読み取りは4ビットで実現するため、ワイヤレスシステムを制御する精度ときめ細かさを向上させることが可能だという。
さらに、同製品は同社のタッチインタフェース搭載マイコンenCoRe VI」や「PSoC 4」、トラックパッドモジュールなどの機能も備えているため、メーWirelessUSB NWirelessUSB Nカーへの製品およびサポートの提供を1社で済ませることが可能となる。
なお、同製品はRF試験済みの24-QFNパッケージ製品(CYRF9935)の量産品の出荷をすでに開始しているという。