クロスアンドクラウンは5月15日、1ライセンスでアカウント数が無制限になる中小企業向けのクラウド型顧客管理システム(CRM)「Customa!」をリニューアルしたと発表した。
Customa!は、オープンソースの顧客管理システムとして世界中に多くの利用者がいる「vtige6.0」をベースに開発。日本語へのローカライズに加え、同社独自の機能を盛り込み日本語環境での使い勝手を重視している。
Customa!は顧客の検索機能を大幅に改善。vtiger6.0は検索対象が限らているが、Customa!は電話番号やメールアドレス、所在地などシステム内に登録されているすべてのデータを検索対象に含むことができる。これにより、顧客検索にかかる時間を大幅に短縮できるとしている。
また、定額の請求書をメール経由で自動的に顧客に送信する機能、データの入力内容の変更履歴を基に社内の担当者を自動的に変更する機能を搭載。Gmail、Googleカレンダー、Google連絡先とCustoma!とを同期することも可能。
データは1日1回バックアップし、30世代まで管理できる。万一外部からの攻撃を受けるなどシステムトラブルが発生した場合でも、直近のバックアップデータを利用して最新の状態に復旧できる。また、ログイン画面からの2段階認証を採用するなど、不正使用の対策も施されている。
プランは二つを用意。ライトライトプランは容量が30GB、メール送信制限数が100通/15分で月額9980円(税別、以下すべて同様)、初期費用1万9960円。プレミアムプランは容量が100GB、メール送信制限数が200通/15分で月額1万7800円、初期費用3万5600円。どちらも、100GBの容量追加、電話サポートなどのオプションを追加できる。導入時に合計2時間までの遠隔操作講習を無料で利用できる。