米Microsoftは5月13日、Webベースのメールサービス「Outlook.com」の新機能として、高度なフィルタリングが可能な「Advanced Rules」など3機能を発表した。
Advanced Rulesはメッセージのフィルタリング機能だ。フィルタリング機能としては、すでに複数の迷惑メールを一括削除できる「Sweep」などが提供されているが、Advanced Rulesはユーザーがメールのソートをこれまで以上にコントロールできるという。具体的には、複数の条件とそれに対する複数のアクションを設定できる。ルールの作成画面からオプションを選択する形で、「受信が3日以上前、未読、コンタクトカテゴリの条件にマッチした際は、重要とカテゴリし、フラグを立てる」といった複雑なルールを設定できる。
メールに相手のメッセージを引用しながら返事ができるインライン回答も改善され、メールの削除や別のフォルダに移動といった誤操作を取り消す「Undo」も導入した。Undoボタン、または「Ctrl」と「Z」のショートカットにより元に戻すことができるという。
加えて、チャット機能へのアクセスが容易になった。受信ボックスから最近の会話やチャットできる相手を選択し、1クリックでチャットを開始できる(Outlook.comではMessenger、Skype、Facebookを利用したチャットが可能)。複数の相手と複数のサービスを利用したチャットの切り替えも容易になった。また「People」から自分のコンタクトがどのサービスを利用しているのか、オンラインかどうか、ビデオ通話/音声通話/チャットのみが可能かどうかなども確認できるようになった。
同社によると、ユーザーの受信ボックスには平均184通のメールがあり、1日28通を受け取っており、これらの機能によって、メールの管理を簡素化・効率化が図られるという。