ヤマトシステム開発は、展示会に出展する企業向けに、来場者へのフォロー営業を開始するまでの期間を短縮させる「展示会出展企業運営支援サービス」の提供を7月から行うことを発表した。
「展示会出展企業運営支援サービス」は、展示会で取得した名刺のデジタル情報化と、アンケート結果の集計を最短翌営業日に行う。展示会来場者へのフォロー営業には、場合によっては、数日程度の時間がかかっていたが、名刺情報やアンケート情報をすみやかにデジタル化することで、来場者に対して、従来より早い段階でお礼のメールやメールマガジン、商品サンプルなどを送ることが可能になる。名刺のデジタル化は、iPadで撮影された名刺の画像をもとに、専属オペレーターが情報入力を行う仕組み。
また、アンケートに関しても、専用アプリをインストールしたiPadを使用することで、結果の自動集計や、回答内容と来場者の名刺情報を紐付けた顧客管理が行える。入力されたアンケートデータは、同社のシステムへデータ送信された後、自動で消去される仕組みになっており、iPadが紛失・盗難の被害にあった場合でも、情報漏洩を防止できるとしている。
メール配信については、メールの件名や本文を事前にテンプレートとして登録する機能や、メール配信後、「配信成功」「配信エラー」「受信拒否」などの配信結果を確認できる機能なども用意されている。
同サービス料金は、名刺20万枚までの月額基本料金が3万円で、アンケート機能の利用料金はアンケート1回につき100円、メールマガジン機能利用料金は月1000通まで3000円(いずれも税別)となっている。