働く大人を応援する「ダイドー働く大人力向上委員会」は5月13日、20代~50代の働く男女1,000名を対象に実施した「職場コミュニケーションに関する意識調査」の結果を発表した。
同調査は、新入社員を受け入れる既存社員がどのようなことを考えているのかについて調べたもの。
「今年4月に入社した新入社員に対して不安を感じるか」と聞いたところ、 「とても不安に感じる」(9.7%)、「どちらかといえば不安に感じる」(37.0% と、約5割の人が新入社員に対して不安を感じていることがわかった。
どのような点に不安を感じるかについては、「何を考えているかわからなさそう」(40.0%)という回答が最も多く、次いで「上手くコミュニケーションがと れなさそう」(38.8%)と、新入社員とのコミュニケーションに対し、不安を抱えている既存社員が多いことがわかった。
すでに関わっている若手社員に対する不満要素の有無、不満要素について聞いたところ、6割以上の人が若手社員に対して不満を持っていることが明らかになった。
不満点として最も多く挙げられた回答は「指示するまで動かない」(26.9%)で、これに「何を考えているかわからない」(24.7%)、「反応が薄い」(24.6%)が続いた。
こうした結果より、同サイトでは、「先輩社員たちが若手社員に対して、ビジネスマナーなどではなく、"何を考えているかわからない"や"反応が薄い"といった"リアクション不足"に不満を持っていることがうかがえる」と分析している。
そこで、「仕事において、リアクション力は必要だと感じますか」と聞いたところ、「必要だと感じる」(27.5%)、「どちらかといえば必要だと感じる」(63.5%)という回答が得られ、仕事で"リアクション力"が必要だと感じている人が、9割以上いることがわかった。