アウディは5月9日、出力419kW(570hp)で0-100km/h加速が3.4秒のレーザーハイビーム搭載量産車両「Audi R8 LMX」を発表した。

Audi R8 LMXはハイビームにレーザースポットを採用したモデルで、同社ではスーパーカーにとって利用的なライトになると説明している。同レーザーハイビームは各モジュールは4つのハイパワーレーザーダイオードで構成され、ヘッドライトにつき1つのレーザーモジュールが、オールLEDヘッドライトの2倍の範囲で光を照射することが可能。車速60km/h以上で稼働するレーザースポットがAudi R8 LMXのLEDハイビームを補完し、視認性と安全性を向上させるほか、カメラベースのインテリジェントセンサシステムが他の走行車両を認識し、これらに照射しないよう自動的にライトパターンを制御するという。

なお、同車は99台限定生産のクーペで2014年の夏より欧州にてデリバリーが開始される予定。出力419kW(570hp)、トルク540Nmの5.2リッターV10エンジンは、0-100km/hを3.4秒で加速。最高速度は320km/hで、100kmあたりの平均燃費は12.9リッター(1kmあたりのCO2排出量は299g)。コンパクトな7速Sトロニックがパワーをquattroフルタイム4WDシステムに伝達することが可能だという。します。