NECは5月13日、ブラジル・ナタル市のドゥナススタジアムのICTシステムを、中南米地域の大手ゼネコンのOASとの協業の下、構築したと発表した。
スタジアムICTシステムは、館内の通信ネットワーク、監視カメラによるセキュリティシステム、大型スクリーンを含む映像表示システム、音響・照明・空調などの各種制御システム、防災システムなどを総合的に構築するもの。
同社は、ブラジルでサッカースタジアムを中心としたスマートシティ開発やスタジアムのICT化に関するプロジェクトを受注しており、ドゥナススタジアムのほか、ペルナンブッコスタジアム(レシフェ市)、グレミオスタジアム(ポルトアレグレ市)、フォンテノバスタジアム(サルヴァドール市)、バイシャーダスタジアム(クリチバ市)の計5ヵ所のICTシステムの構築を担当している。
今後は、スタジアムのICTインフラの高度化に加え、スタジアムの収益増や顧客サービス向上に貢献する先進技術を活用した付加価値サービス領域についても、積極的な提案活動を行っていく。