ニフティは、同社が提供するクラウドサービス「ニフティクラウド」で、物理的に専有されたハードウェアで構成された環境にてサーバやストレージなどのITリソースを利用できる「ニフティクラウド 専有コンポーネントサービス」を、6月以降に提供開始すると発表した。
「ニフティクラウド 専有コンポーネントサービス」は、「ニフティクラウド」上に物理的に専有されたハードウェアで構成された環境を構築し、サーバーやストレージなどのITリソースを月額で利用できるサービス。「ニフティクラウド」上のパブリッククラウド環境との連携も可能で、専有環境の高い機密性によりセキュリティ要件を満たしながら、パブリッククラウドの俊敏性や拡張性を生かしたシステムを構築できるという。
サービス提供開始時点で利用できるコンポーネントは、物理サーバ、ストレージ。また、機能コンポーネントとしてOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)を提供する。今後、ロードバランサーなどのネットワークコンポーネントも提供する予定。
また、今秋にはネットワーク機能の強化を行う予定で、オンプレミス環境と「ニフティクラウド」をL2TPv3/IPsec(L2)で接続することによって、オンプレミス環境とのシームレスな接続が可能になるという。
「ニフティクラウド」は、これらのサービスや機能によって、オンプレミス環境とクラウド環境を組み合わせることで双方の利点を生かしたシステムを構築する「ハイブリッドクラウド」対応を容易にしていく。