日本マイクロソフトは5月11日、Windows 8/8.1に対応した広告ソリューション「Windows 8 Ads in Apps(アズ イン アップス)」を活用した企業の導入事例を同社ブログで公開した。
同ソリューションは、Windows 8を搭載するPC、タブレット端末などへ広告配信するプラットフォーム。Windows 8用のアプリ上で展開するもので、画面を指でタップしたりスワイプするインタフェースを利用し、効果的な広告表現を実現できるとしている。
日本航空は、航空券の早期購入による割引サービス「先得」キャンペーンの広告配信で同ソリューションを活用。MSNのWebページ上に設置された広告ページに旅行をイメージした写真を複数登録し、利用者がスワイプすることで次々と画像を切り替えて閲覧できるようにした。また、Webページの下段に日ごとの最安値情報を表示できる「先得カレンダー」ページのリンクを設置した。
トヨタ自動車は、ハイブリッドカー「PRIUS PHV」のプロモーションで、同ソリューションを活用。併せて、同ソリューションによる広告の効果測定調査を実施した。アプリ接触者の半数が動画を「確かに見た」という回答を得られたほか、ディーラーへの来店意向は非接触社の約4倍、通常のバナー広告と比べて購入意欲が約3倍になるといった結果が得られたという。
なお、同ソリューションはほかにもデジタル機器メーカー、飲料メーカーなどで活用されているという。同社は今後、同ソリューションを掲載するメディアとしてのアプリケーションの事例を紹介するとしている。