インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は、従来の製品群を拡張し、エネルギー効率の高い耐圧600VのIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)を新たに製品化した。
新たに製品化した「IRxx46xx」シリーズは広い電力範囲にわたって最適化されており、小さなモータからUPS(無停電電源装置)、ソーラー発電、IH(電磁調理器)、産業用モータ、溶接装置などの産業用途までとなっている。拡張した全18種のファミリーは薄いウエハーとトレンチ・ゲート構造やフィールド・ストップ技術を採用しており、導通損失とスイッチング損失が軽減されている。筐体も小さく超高速スイッチング向けに最適化されており、短絡耐量5μs、間飽和電圧VCE(ON)、およびVCE(ON)の温度係数が正という並列動作向きの特徴も備えている。
本シリーズの1万個購入時の単価は米国参考価格として0.73米ドルから6.20米ドルの範囲の予定となっている。
拡張した600VのトレンチIGBTイメージ |