日経BPコンサルティングは5月12日、「第3回全国LTE/4Gエリア調査」の結果を発表した。同調査は、携帯電話主要3事業者のLTE/4Gのエリア化率、通信速度の実態を調べたもの。

今回、第3回目の調査となり、過去最多となる全国2,818ヵ所を対象とし、実際の測定ポイント数も前回の2,147から3,005へ増やした。計測端末は、NTTドコモが「iPhone 5s」を新たに加え、「Xperia Z1 f」、KDDI(au)「iPhone 5s」、「isai」、ソフトバンクモバイル「iPhone 5s」、「AQUOS PHONE Xx」の6機種。

調査の結果、iPhoneとAndroid端末の双方において、データ通信のダウンロード速度はドコモが1位だった。速度は前回のAndroid端末(「Xperia A」)の24.70Mbpsから、今回(「Xperia Z1 f」)は28.82Mbpsとなり、さらに高速化が進んだ。iPhoneでもNTTドコモは25.01Mbpsと他社に比べて速かった。

平均データ通信速度(ダウンロード) 資料:日経BPコンサルティング

一方、アップロード速度はiPhone、Android端末ともにソフトバンクモバイルが1位だった。特に、iPhoneが6機種の中で最速で、アップロード速度で9.64Mbpsに上った。

平均データ通信速度(アップロード) 資料:日経BPコンサルティング

都道府県別では、ダウンロード速度はiPhone、Androidのいずれも全47都道府県でNTTドコモが1位となった。アップロード速度は、ソフトバンクモバイルがiPhoneで41都道府県、Androidで36都道府県において1位だった。