国民の平均年齢28.7歳前後と、ASEAN諸国の中でも若い活力がみなぎるベトナムは、ITシステムのオフショア開発先として、日本企業から熱い注目を集めている。そして、このビジネスに大きく舵を切ったのが、株式会社セタ・インターナショナルだ。

実績を積んだ米企業との合弁会社

まずは、セタ・インターナショナルの生い立ちを紹介しよう。ベトナムに開発拠点を持ち、早くから欧米の企業を中心にオフショア実績を重ねていた米SETA INTERNATIONAL LLCと、Webシステム開発/スマートフォン・アプリ開発で知られるビットアイルグループのテラスの子会社として2011年6月に設立されたセタ・インターナショナル(旧)が、2014年4月22日にテラスと合併。グローバルに展開する開発拠点を統括する役割をより明確にし、多様なニーズに迅速かつ柔軟に応えられるオフショア開発体制を整えたのである。

この新生セタ・インターナショナルが、2014年5月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催される「第23回ソフトウェア開発環境展」に出展する。「ベトナム・オフショア+日本側コンサルティング」で推進するハイブリッド開発とはいかなるものなのか――。その全貌が明らかにされる。

技術部第一課 課長
前田圭一郎氏

ブリッジSEと現地スタッフの "品質" を見てほしい

最大の見どころは、ベトナム側の日本事業部長やブリッジSE(高い日本語能力を有し、開発をマネジメントするSE)、通訳などが来日し、オフショア開発に関する来場者からのさまざまな質問にその場で回答することだ。

セタ・インターナショナル技術部第一課の課長を務める前田圭一郎氏は、「オフショア開発で常に懸念されるのはコミュニケーションです。当社ベトナム現地スタッフが持つ高度な日本語能力や技術力を、直接確かめてみてください」と語る。

技術部第二課 シニア・ブリッジエンジニア
山北尚道氏



「親日的で真面目なベトナムのIT技術者は、日本企業にとって最高のパートナーになると確信しています」と自信を示すのは、自らも頻繁に日本とベトナムの間を行き来している同社技術部第二課のシニア・ブリッジエンジニア、山北尚道氏だ。

また、会場ブース内のステージでは、すでにベトナム・オフショアを導入した株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)と株式会社ガリバーインターナショナルのユーザー企業2社による事例講演のほか、日本側オフショア運営者による詳細なサービス紹介なども行われる。

技術部第二課 課長
田村和雅氏



同社技術部第二課の課長を務める田村和雅氏は、「事前に知っておくべきこと、効率的なプロジェクトの進め方、コスト削減の導き方など、オフショア開発で成功するためのヒントをぜひ掴んでください」と語る。

なお、当日は、ブースに来場した方向けに特別なキャンペーンを用意しているという。詳細は、当日明らかにされる。

商談コーナーでは、高級ブランドとして日本でも人気が高まっているベトナムコーヒーもふるまわれる。それを飲みながら、具体的な課題について相談してみるのもよいだろう。ベトナム・オフショアを深く知る上で、この機会を逃す手はない。

ベトナムオフショア+日本人BSEのハイブリッド開発!
濃密なコミュニケーションサポートでオフショア開発を使いこなす

■展示会:第23回ソフトウェア開発環境展
■会期 :2014年5月14日(水)~16日(金)
     10:00~18:00(16日のみ17:00終了)
■会場 :東京ビックサイト 東18-1