CEVAは、同社のマルチファンクションDSP「CEVA-TeakLite-4」に従来のオーディオ、ボイス、およびセンシング技術に加えてBluetoothへの対応を果たしたことを発表した。

これは同社が細菌発表したマルチファンクションDSP「CEVA-TeakLite-4 v2アーキテクチャ」に、新たなインストラクションおよびインタフェースを追加することで、従来サポートしていたオーディオおよびボイス・ソフトウェア・パッケージ、音声トリガー/顔検出起動といったAlwaysOnユーザ・インタフェース機能、センサ・フュージョン機能セットに加えて、「CEVA-Bluetooth接続(ClassicおよびLow Energy)」への対応を、1コアでサポートすることを可能にしたというもの。

同DSPはホストCPUを用いずにボイストリガー、顔検出起動などのさまざまなAlwaysOn機能をコンカレントに処理することが可能で、この結果、チップサイズの削減と製品全体の消費電力の低減を実現することが可能になるという。このため、例えばCEVA-TeakLite-4 DSPでBluetooth Low Energy、AlwaysOnユーザ・インタフェースおよびセンサ・フュージョンを実装した実際のユースケースでは、28nmプロセスで実装した場合、150Kゲート未満の規模で、150μW未満の消費電力を実現できるという。

なお、CEVA-TeakLite-4は現在、1コア上で以下の機能をサポートしているという

  • Bluetooth 4.1(Classic&Low Energy)
  • AlwaysOn機能
  • HD音声再生およびポストプロセッシング
  • 音声通信およびノイズリダクション
  • センサ・フュージョン(コンテキスト・アウェアネス)
  • AMF(Android Multimedia Framework):Android OS(含KitKat)の環境下で、さまざまな処理をCPUからオフロードしてDSPで処理

さらに、CEVA-TeakLite-4は、ユーザーが自社のソリューションの差別化として、GNSSナビゲーション、Wi-Fi接続、あるいは、3rdパーティ所有のソフトウェアといった独自機能の追加を可能にしているという。