トヨタ自動車は5月12日、ラクティスのマイナーチェンジを行ったと発表した。

今回のマイナーチェンジでは、内外装の意匠を変更。エクステリアは、プロジェクター式ヘッドランプやLEDクリアランスランプを採用したほか、リヤコンビネーションランプの形状を変更。さらにフロントグリルにめっき加飾を施すことで、精悍な印象を付与したほか、「S」では新デザインのホイールを採用し、スタイリッシュなイメージを強調したとする。

一方のインテリアは、センタークラスターにブラックメタリック塗装を施し、上質さを表現するとともに、メーターフードやセンタークラスターのシボ加工のデザインを変更し、落ち着きある室内空間を演出。新たに今回設定された「G"PRIME STYLE"」ではさらに質感を高めるため、専用のシート表皮が設定されたほか、ステアリングやシフトノブにシルバーステッチを施すなどの改良が加えられた。

また、アイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)付車にはTFTマルチインフォメーションディスプレイを採用。燃費や航続可能距離といった各種情報のほか、燃費ランキングなどを表示することでドライバーのエコドライブを支援している。さらに、全車のフロントドアガラスにスーパーUVカット・IRカット機能付ガラスを採用するなど、快適性も向上させた。

このほか、1.3L車ではハイブリッド車に採用されていたアトキンソンサイクルのほか、クールドEGRやVVT-iEなどを採用した新開発の高熱効率・低燃費エンジンを搭載し、燃費性能を向上。さらにアイドリングストップ機能付車は、JC08モード走行燃費21.8kmLの低燃費を実現したという。