NECマグナスコミュニケーションズは、NTTドコモ網に接続可能なLTE対応通信モジュールを搭載したLTEルータ「uM300L type-D」の販売および出荷を7月から開始すると発表した。価格はオープン。

データ通信、監視カメラ、デジタルサイネージなどの映像配信や緊急通報、および音声通話(VoIP)などのM2M市場での利用を想定している。

「uM300L type-D」(左)と高利得アンテナ(右)

「uM300L type-D」は、下り最大100Mbps、上り最大50Mbpsの通信が可能。電波状況に応じてLTE/HSPA/3Gに自動切替を行う。

有線LAN2ポート、無線LAN(802.11b/g/n準拠)、シリアルインタフェースを有しており、IPv4スタティックルーティング(最大32)、アドレス変換(NAT/NAPT)、ポートフォワードなどのルーティング機能に加え、VPN機能(IPsec、PPTP、L2TPv3、VPNパススルーなど)やパケットフィルタ機能を搭載する。

動作環境は、摂氏-20度~50度に対応。高利得アンテナ(ケーブル長3m)を標準添付し、IPX3に対応しているため幅広い設置環境での設置が可能。また、電波環境の悪化や通信エラーなど予期せぬ事態に備え、自己リセット、定時リブート(再起動)機能を備え安定的な通信を確保する。リモートでの各種設定、動作ログ確認やソフトウェアのバージョンアップも可能だ。