キヤノンソフトウェアは5月12日、Web会議システム「IC3(アイシーキューブ)」のiPad対応アプリケーション「IC3 for iPad」を14日より提供開始することを発表した。このアプリケーションは、App Storeより無料でダウンロードが可能だが、利用にはIC3の導入が前提となる。
IC3は、2005年より販売を開始しているWeb会議システム。企業の自社サーバーにインストールするオンプレミス型と、SaaS・ASP型の2種類が提供されている。従来品は、PCのWebブラウザ(Internet Explorer)とスマートデバイス(Android・iOS)より利用でき、SSL暗号化によるセキュアな通信機能を標準搭載しているほか、同時接続ライセンスを採用し、運用コストを抑えられるなどの特長を備える。
今回リリースされるIC3 for iPadは、タップやフリックで画面の切り替えや拡大縮小、カメラやマイクのON/OFFなど、会議中に必要なことを一画面上で行えるなど、iPadでの操作性に重点を置いて開発されている。
IC3の価格は、ソフトウェアパッケージ版(オンプレミス型)は95万円~、ASPサービス版は初期費用1万円~で、月額利用料が9800円からとなる。
同社は、本製品をiPadのビジネス活用を考えている建設業や製造業、金融業、サービス業などに向け販売し、2015年に売上5億円(関連売上を含む)を目指す考えだ。