電通国際情報サービス(ISID)は、5月18日まで東京国立博物館で開催中の特別展「キトラ古墳壁画」において、朝日新聞社が実施するスマートフォン向け特別映像の配信に、ISIDのエリア限定型Wi-Fiマルチキャスト配信プラットフォーム「potaVee」を提供することを発表した。
potaVeeは、Wi-Fiを利用して、スマートフォンやタブレット端末に映像・音声・テキストなどを同時配信する、エリア限定型の配信プラットフォーム。独自のマルチキャスト伝送技術により、特定エリア内の多数の端末に対して、高品質で遅延のないコンテンツ配信を実現できるという。
キトラ古墳は奈良県明日香村の特別史跡で、1983年に石室内の極彩色壁画が発見されて注目を集めた。これまでに壁画の一部や石室が村内で公開され、累計約27万人が訪れている。今回の展示は村外で初めての特別公開になるという。
今回配信されるのは、壁画発見から取り外し、保存、修復の様子を分かりやすく紹介した約5分の動画コンテンツ。動画の配信は、5月9日から会期終了まで、本館入口を起点とした半径約30メートルのエリア限定で行われる。来場者は、スマートフォンやタブレット端末に無料の受信用アプリをダウンロードして、動画を楽しむことができる。