楽天カードは5月9日、4月24日に台湾金融監督管理委員会より、台湾でのクレジットカード発行会社の設立許可を取得したことを発表した。同社が海外でのクレジットカード発行会社の設立許可を取得するのは、今回が初めてとなる。今秋までに台湾でのクレジットカードの発行を目指す。
台湾は、クレジットカード発行会社が多く存在し、過当競争が進行している。そのため、クレジットカード会社設立の申請手続きなどの新規参入は、ハードルが高い状況となっている。今回、台湾金融監督管理委員会から外資系のクレジットカード発行会社に対し、会社の設立許可が供与されたのは12年ぶりという。
楽天グループは、2008年にeコマース事業、2009年にトラベル事業で台湾進出を果たしている。同社は、今回の進出により、楽天のサービス利用と回遊性の促進、台湾におけるブランド認知の向上を目指す。