NECは5月9日、ファイルサーバ内の不要ファイルの検出や整理を支援するソフトウェアの新製品「NEC Information Assessment System V3.1」を、同日から発売すると発表した。価格は50万円(税別)~。
管理可能なファイルサーバ容量は、従来比20倍の1PBまでのストレージに対応。これは、各拠点に分散配置された複数のファイルサーバを各拠点の管理サーバ上で集計分析し、この結果を1台の統合管理サーバで集計・閲覧することが可能になった。また、管理サーバからインターネット経由で各拠点のファイルサーバへ接続して集計する従来の構成と比較して、集計結果表示までの速度を約10倍に高速化した。
画面デザインも一新し、最も効果が高い整理条件を推奨する「おすすめ整理」機能を新たに搭載。削減効果や前回検査時からの差分(容量、問題のあるアクセス権)などをワンクリックで確認できるアシスト機能を充実させた。これにより、従来運用管理者が集計結果を分析していた工数を削減し、集計後すぐに削減候補を特定することが可能になった。
そのほか、アクセス権限設定やクォータ設定などのファイルサーバの割り当て業務を効率化する「リソース管理オプション」を新たに発売する。
さらに、フォルダの新規作成から、利用容量を設定するクォータ設定とアクセス権限割り当てまでの一連の業務をNIAS V3.1から一元的に管理可能で、NIAS V3.1の管理画面から直接Active Directoryのユーザ・セキュリティグループの新規作成や修正も可能。