ビー・エム・ダブリュー(BMW)は5月8日、同社のプレミアム・ラ グジュアリー・モデルであるBMW 6シリーズ クーペ、カブリオレ、および、グラン クーペの運転支援システムの装備内容を拡充すると発表した。
同シリーズは、これまでにも「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」、万が一の事故発生時に車両の通信機能を介してSOSコールセンターに接続し、救急や消防といった機関の早急な手配を可能に する「BMW SOS コール」などを全モデルで標準装備としていたが、今回の拡充により、「BMW 650iクーペ/カブリオレ/グラン クーペ」に、「ドライビング・アシスト・プラス」が標準装備されることとなる。これにより、前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止まで制御する「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」が新たに標準装備されるとともに、従来から装備されていた「衝突回避・被害軽減ブレーキ」においては、カメラ・システムに加え、新たにミリ波レーダー・センサを併用することで、前方の車両に対してより精度の高い制御を行うことが可能となるという。
また、「BMW 650iクーペ/カブリオレ/グラン クーペ」、および、「M6 クーペ/カブリオレ/グラン クーペ」には、ドライバーから死角になる自車の左右後方を走行する車両や、追い越し車線を急接近してくる車両をドライバーに警告することで、安全な車線変更をサポートする「レー ン・チェンジ・ウォーニング」が標準装備となる」。
さらに、シンプルかつ直観的な操作でコントロール・ディスプレイに表示されるさまざまな機能の設定を行う「iDrive コントローラー」に、指による文字入力や、地図の拡大/縮小が可能なタッチ・パッドも全モデルに採用されるとのことで、より優れた操作性が実現できるようになるとしている。