イスラエルのCheck Point Software Technologies(以下、チェック・ポイント)は5月8日、セキュリティ管理アプライアンス・ファミリー「Smart-1」の全モデルの機能強化を発表した。
「Smart-1」 |
今回、機能強化された製品群は、データ処理およびログのインデックス化の高速化を主眼に開発され、新製品には、「Smart-1 3150」「Smart-1 3050」「Smart-1 225」「Smart-1 210」「Smart-1 205」という5種類のモデルが用意され、ポリシー管理、ログ分析、脅威分析の機能を搭載している。
ストレージは、従来モデルと比べ3倍の容量を搭載、フォレンジック調査用のデータを数年分蓄積することができ、保存可能なログは最大100GB/日、インデックス化可能なログは4万4,000件/秒。ハードウェアの最適化により、レポートの生成速度も大幅に向上しており、週次ログ・データに基づく脅威対策ビューの生成は10秒以内に短縮されている。
また、ホットスワップ対応の冗長電源、ファン、ハードディスク・ドライブを搭載しており、ミッション・クリティカルなネットワークにも対応できるように設計されている。内蔵の1GbEインタフェースに加え、オプションで10GbEおよびSANインタフェースにも対応する。特にログ転送のネットワーク接続速度は、従来製品よりも10倍高速化されている。
製品は5月8日から受注が開始され、各国のチェック・ポイント正規販売代理店を通じて購入可能。価格は121万円(税別)から。