シャープは5月日、大阪市交通局の市営地下鉄(御堂筋線)に導入された30000系車両(31-03編成 10両)のうち2両(10号車、6号車)に、4月23日からプラズマクラスターが試験的に搭載されたと発表した。

プラズマクラスターが搭載された御堂筋線「30000系」車両

プラズマクラスターは、鉄道では新幹線や特急車両にすでに搭載されているが、今回はドアの開閉や人の出入りが頻繁な通勤型車両に搭載し、浮遊菌の低減などの効果測定を行う。

搭載車両に貼付けられたステッカー

天井の中央部に設置されたプラズマクラスター

プラズマクラスター搭載車両は、窓やドアにプラズマクラスターのステッカーを貼付けて取組みをアピールしている。プラズマクラスター本体は、天井の中央部に設置されている。

今後、約3ヵ月ごとにデータ採取を行い、1年間をめどに「浮遊カビ菌の低減効果」「浮遊菌の低減効果」「静電気の除電効果」などの効果の検証を行う。