メディアロジックは、次世代HD録画規格であるSeeQVaultに対応したUSB3.0-SATA3変換LSI「MLDU3SQV」を発表した。
これまでのテレビ録画方式は、テレビ1台1台で異なる暗号を採用しているため、録画番組は録画したテレビでしか再生できなかった。このため、テレビの買い替えや、不意なテレビの故障の際には、録りためた大容量USB HDDを消去せざるを得なかった。
次世代HD録画規格SeeQVaultでは、新たなコンテンツ保護技術を用いることにより、SeeQVaultに対応した機器での再生互換性が確保され、テレビ、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの多様な機器において録画番組を再生することが可能になった。また、4Kテレビに代表される次世代の高精細コンテンツの録画・再生も可能となっている。
同製品は、SeeQVaultに対応したUSB3.0-SATA3変換ブリッジICで、簡単にSeeQVaultに対応したUSB HDDを構築することができる。レギュレータ内蔵の5V単一電源で、消費電力はサスペンド時が30mW、動作時が540mW(SuperSpeed)。
なお、パッケージは6mm角の48ピンQFN。また、SeeQVault対応のポータブルHDD/SSDの評価に最適な2.5インチHDD/SSD用基板「MLDU3SQV-PCB」もラインナップされている。