アクセンチュアとアリバは5月7日、世界レベルでの協業体制を強化することに合意し、調達および財務・会計業務に変革をもたらす、業界初となるクラウドベースのソリューションを提供していくと発表した。

アリバは、企業間の調達/取引、コラボレーションのためのネットワークを提供するベンダーで、2012年にSAPが買収、独立事業として運営している。

今回発表する両社の協業体制強化において最初に提供するソリューションは、アリバのネットワークを活用した電子請求機能となり、顧客は、150万社以上の企業による年間5,000億ドル以上の商取引処理が行われる、アリバが持つ世界最大規模の企業間取引ネットワークを利用することが可能となる。

また、顧客は同社のネットワーク活用により、自動化された請求プロセスによる運用コストの削減のみならず、複雑なコンプライアンス要件にも対応ができ、全社的な商取引のさらなる効率化と運転資本の最適化を同時に図ることが可能となる。

アクセンチュアは、BPOに関する23年を超える豊富な経験と知識に、2013年12月に買収した調達ソリューションプロバイダーであるプロキュリアンのサービス、さらに今回発表したアリバのクラウドソリューションやネットワークを結合させ、調達から支払いに至る一連のプロセスを高度に自動化する次世代BPOソリューションの開発を目指す。

なお、これらの調達および財務・会計領域向けのBPOソリューションは、北米市場を皮切り提供が開始され、順次日本市場にも展開される予定となっている。